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グリーフケアについて

グリーフケアとは?

 

大切な人の死に直面したとき、故人を偲ぶ気持ちが湧き起こり、大きな喪失感にとらわれます。心が情緒不安定になる一方で、この窮地をなんとかしよう、立ち直らなければと努力を試みます。この共存する二つの間で揺れ動く、心身の不安定な状態を「グリーフ(悲嘆)」と言います。

グリーフには「突然、涙があふれてくる」「ぼんやりしてしまう」といった行動の変化があったり、「なぜ死んだのだろう?」「あの時こうしておけば・・・」「自分って何?」「死とは?」といった感情や寂しさ、罪悪感、孤独感、自責感といったさまざまな感情が高まります。
身体的には、睡眠障害、食欲不振、頭痛、肩こり、自律神経失調症、体重減少、免疫機能低下による不調、体力低下といった症状が起こり、長引くと心身の疲労から「うつ」を引き起こす人もいます。

「グリーフケア」とは、そのような状態に陥っている人に、さりげなく寄り添い、じっくりと話を聞き、援助・支援することを言います。きちんとケアを行うことで、発想や考え方が変わり、通常の日常生活を送れるようになるだけでなく、「ケアをきっかけに生き方が変わり、その後の人生を前向きにとらえることができるようになった」という人も少なくありません。

 

 

グリーフケアの取り組み

 

グリーフケアは、米国ではすでに患者が死の告知を受けた段階で医師が家族のケアをする、患者が亡くなったあとの遺族のサポートをしたりするシステムが確立されており、日本でも医師や看護師、宗教者、葬儀社、NPOなどが積極的にグリーフケアの普及に取り組んでいます。
また、淀川キリスト教病院(大阪市東淀川区)や名古屋市立大学病院(名古屋市瑞穂区)、埼玉医科大学国際医療センター(埼玉県日高市)などでは「グリーフケア外来」「遺族ケア外来」という名称で遺族外来を設置。特別外来や専門外来の一環として診療を行っています。
そのほかにも、住民にグリーフケアに関する情報を発信している自治体や「遺族会」を定期的に開催している団体や医療機関、保健所等もあります。

 

 

グリーフは大切な人を亡くした人なら誰にでも起こりうる状態です。ちょっとしたきっかけで何年か後に再発することもあります。グリーフケアという、適切なサポートを受けることができる団体や医療機関等があることを覚えておくと良いでしょう。