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コラム 葬儀マナー

【終活】もしもに備えて知っておこう➀
~葬儀に来てほしい人のリスト作成~

「終活」とひと口に言っても、やらなければならないことがたくさんあります。
シリーズで紹介していく「【終活】もしもに備えて知っておこう」。今回は、「葬儀
に来てほしい人のリスト作成」についてご紹介します。

近年、多くの人が病院で亡くなるケースが多く、その場合、病院からどれくらいで退室を求められるのかご存知でしょうか? 地域・病院によっても違いますが、多くは2~3時間で退室、つまりは短時間で亡くなられたご遺体を病院から搬送しなければなりません。その間に荷物の片付け、葬儀社を探して連絡をし、宗教関係者(寺院や教会等)にも連絡を入れ、通夜・葬儀の日時が決まったら、葬儀に来ていただきたい人に連絡を入れなければなりません。

火葬場、葬儀社のスケジュールによっては、亡くなった日の夜に通夜、翌日の午
前中に告別式の場合もあります。もし葬儀に来てほしい人のリストがなければ、そんなあわただしいスケジュールの中で、家族は誰に連絡をしてよいかわからず困ってしまいます。
 

 
ホールに収容できる人数は、「社葬」「一般葬」「家族葬」等によっても変わります。人気の「家族葬」の場合は30人くらい入るホールが多く、「家族葬がいい」と考えている方は、あらかじめ呼んでほしい、「来てほしい人のリスト」を作っておくと、残されるご家族はとても助かります。

「家族葬」は、家族だけしか参列できないと思っている人もいますが、故人をよく知る人であれば、親戚、親友、友人、同級生、幼馴染み、お世話になった人、会社関係者、恩師など、基本誰を呼んでいただいてもOKです。

リストを作るときは、氏名と連絡先、間柄も忘れず記載を。名簿はパソコンで作成する場合は、必ずプリントアウト(出力)をしておくように。
手書きでのリスト作成やパソコンが苦手な人は、来てほしい人の年賀状や名刺をコピーして、そこに「葬儀に来てほしい人リスト」と記載して、こちらも手書き、プリントアウトした名簿同様、わかるところに保管する、またはご家族に手渡しておきましょう。
 

 

同時に呼んでほしくない人がおられたら、それも記載を。多いのが離婚した元パートナー。子どもがいたら、例えば母親が亡くなると、子どもは離婚した父親に連絡をしてしまいます。どうしても元パートナーに来てほしくない時は、「来てほしくない人リスト」に名前を記載しておくとよいでしょう。
葬儀には来ていただなくても、喪中はがきで知らせておいてほしい人がいれば、それも「喪中はがきで知らせてほしいリスト」を作っておけば、残されるご家族は大変助かります。