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コラム 葬儀マナー

仏壇の必要性

 

お仏壇って必要なの?

お仏壇に手を合わせる大切さとは?

 

仏壇は、昔はどの家にもありましたが、今は家に仏壇がない家は約6割という調査(インブルームス調べ)もあります。そもそも仏壇ってなんでしょうか?それがわからないと「仏壇って必要なの?」ということになってしまいます。

仏壇は信仰の中心となるご本尊様を安置して礼拝する、ご先祖様の位牌や過去帳を供えて供養を行う「家庭の中にある小さなお寺」です。そのため仏壇へのお参りは、お寺参りと同じ意味があるともいわれています。冥福を祈り供養することはもちろん、日々の出来事を報告する、法事などの儀式を行う際にも使われます。

さらに仏壇参りをすることで、大切な人を亡くした悲嘆がやわらげられたり、感謝の気持ちが増幅したり、見えないものに対する畏敬の念をもつことができたり・・・仏壇にはそんな役割も備えています。

 

 

 

仏壇の必要性や重要性が理解できたとしても、「家が狭くて、うちには仏壇が置けない」という人もいるのではないでしょうか。仏壇といえば、おじいちゃん家の仏間にあったような大きな仏壇を思い浮かべがちですが、今はフローリングの家にも合うような家具調仏壇や現代調仏壇、タンスの上やテレビの横に置けるミニ仏壇などもあり、家の広さ、置く場所、生活スタイル、予算に合わせて選ぶことができます。

予算は、「仏壇購入実態調査2018」(鎌倉新書調べ)によると、購入平均価格は33.6万円。そのうち37%が「上置き型のミニ仏壇」、次いで35.3%が「台付きの家具調・モダン仏壇」を購入したと答えています。

仏壇を新しく購入する人がいる一方で、仏壇を継承する人がいないことから仏壇の処分を考えている人もいるのではないでしょうか。処分する前に必ず確認しておきたいのが、仏壇に「開眼供養」をされているかどうかです。開眼供養をされた仏壇を処分するときは、お寺さんに来ていただき役割を終えた仏壇から魂を抜く「閉眼供養」の儀式を行います(一部宗派を除く)。

 

 

 

処分を行う場合、「お寺に引き取ってもらう」「仏具店に引き取ってもらう」「自治体の粗大ごみに出す」などの方法があります。昔から、大切なものは仏壇の中にしまっておく傾向にあります。隠し扉や隠し引き出しがある仏壇もありますので、処分する場合は隅々まで中をよく確認するようにしてください。