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お布施の金額の相場は?なぜその金額なの?

お布施(ふせ)とは、葬儀や法事・法要の際に、読経や戒名の授与をしていただいた僧侶へ、感謝の気持ちを表してお渡しする金品のことです。単なる「料金」や「報酬」ではなく、仏教の教えに基づいた大切な習わしであり、日本独特の文化ともいえるでしょう。
お布施の根底にあるのは、「奉仕」や「貢献」を意味する仏教の教えです。そのため、金額に明確な決まりはなく、「お気持ちで結構です」と言われることが多く、どの程度包めばよいのか悩まれる方も少なくありません。菩提寺がある場合は、僧侶に直接聞いてみるのも一つの方法です。
参考として、お布施の相場を見てみると、一般財団法人日本消費者協会の調査(2021年)では、葬儀・告別式(戒名・法名・法号代等を含む)のお布施は、北海道で25.4万円、東北34.2万円、関東48.7万円、東京57.2万円、北陸31.6万円、東海43.6万円、近畿38.7万円、中国・四国43.7万円、九州35万円となっています。地域差があるのは、地域の経済状況や習慣、寺院との関係性、戒名の位、宗派などによって異なるためです。

また、お布施をお包みする機会は葬儀だけではありません。四十九日法要や新盆・初盆では3万円〜5万円程度、一周忌や三回忌などの年忌法要では1万円〜5万円程度が一般的な目安とされています。
そもそもお布施は、仏教修行の一つである「布施」に由来します。布施には、金品を施す「財施(ざいせ)」、教えを説く「法施(ほうせ)」、不安や恐れを取り除き、安心を与える「無畏施(むいせ)」の三つがあり、僧侶は読経や法話を通じて法施を行っています。つまり、僧侶と檀家・門徒は互いに布施を行い合う関係にあるのです。
「お気持ちで・・・」と言われる背景には、各家庭の事情を大切にし、無理のない範囲で感謝の心を表してほしいという思いがあります。金額の多い少ないにとらわれることなく、故人を想い、感謝の気持ちを大切にすること。それこそが、お布施の本来の意味なのです。


