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【終活】もしもに備えて知っておこう⑭ ピンピンコロリを望む人こそ終活を!
「理想の死に方は?」との質問に、「ピンピンコロリ」と答える方が約78%(下記表)という調査結果にもあるように、日本人の多くが「病気に苦しまずに元気に長生きしてコロリと死にたい」と願っています。皆様はいかがですか?
その理由の多くが、「経済的な負担をかけたくない」「闘病で苦しみたくない」「介護が必要になって家族に迷惑をかけたくない」など。
またこんな調査もあります。日本人の健康寿命(※自立して健康に生きる期間のこと)です。男性約72歳、女性は約75歳。平均寿命は男性81歳、女性87歳(厚生労働省「健康日本 21 推進専門委員会資料」2021 年)なので、9年~12 年は闘病生活を送ることになります。
闘病生活の主な原因としては、「認知症」が最も多く 16.6%、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」16.1%、「骨折・転倒」13.9%、「高齢による衰弱」13.2%、「関節疾患」10.2%等 (厚生労働省「国民生活基礎調査」/2022 年)。
その一方で、ピンピンコロリは急性疾患、いわゆる突然死のため、急性心筋梗塞、心不全、クモ膜下出血、脳梗塞、交通事故や転倒等の不慮の事故など、瞬間死もしくは発現後 24 時間以内、ある日突然この世を去ることとなります。
ピンピンコロリを望む人こそ「終活」の準備が必要です。
例えば、葬儀を執り行う場所は決まっていますか?病院で亡くなった場合、死後2~3時間以内に退室しなければならない場合が多く、決まっていなければご家族が慌ててスマホなどで葬儀社を探さなければなりません。急いで決めると、駅から遠かったり、高額であったり、満足のいく内容で見送りができなくても葬儀の場合はやり直しはききません。
預貯金やクレジットカード、生命保険、暗号資産などの情報を、ご家族に伝えていますか?存在とIDやパスワードを知らせておかなければ、死亡後、あなたの大切な財産がわからないままになるかもしれません。
ペットを飼われている方は、面倒を見てくれる人を決めてお願いしていますか?突然飼い主が亡くなった場合、行く末が決まっていないとペットはどうなるのでしょうか。
このほかにも、「寝たきりや認知症になったら?」「延命治療は希望する?」「葬儀に参列してほしい人のリストは?」「遺品・家の処分・片付けは誰に?」「仏壇・お墓は?」などなど、決めておかなければならないことはたくさんあります。
もし、癌などで余命宣告をされた場合は、それらのことを考えたり、伝える時間もありますが、突然死にはその時間がありません。
ピンピンコロリを望まれる人こそ、終活を!元気なうちにしっかり備えておきましょう。