お知らせ・コラム
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法事の時期って正月(年末年始)は悪いの?
法事とは?
ご親族が亡くなったあと、僧侶を招いて定期的に故人の魂を供養する行事のことを、「法事」といいます。四十九日法要、百カ日法要、さらに一周忌、三回忌、七回忌・・・三十三回忌などの法要が続きますが、法事を行う日については、通常、会社や学校がお休みになるところが多い、「命日前の土日及び祝日」で行う場合が一般的です。
しかし、その日が年末やお正月にあたった場合、「年末年始に法事をしても大丈夫なのだろうか?」と悩む人も多いのではないのでしょうか。
年末年始に法事するのは悪い?
仏教的には、年末年始に法事をするのは問題ありませんが、昔から「年末年始」は法事を行わないところが多いようです。
その理由としては、
➀新年の祝賀ムードに法事は相応しくない(というイメージがある)。
②年末年始はお寺さんが忙しい(と思われている)。
③親族も年末年始は忙しく、大掃除や初詣、帰省等で予定がある(かもしれないので)声をかけづらい。
④年末年始は仕出し屋や料理屋が休みとなり、食事をお願いするお店がなさそう。
などがあります。
➀については、法事は仏法に出合う大切な行事とされており、基本、問題はありませんが、親族が帰省してくるので逆に集まりやすいなどの理由から、あえて年末年始に法事を希望する方もおられるかもしれません。その場合はまずお寺さんの予定をお聞きして、お料理を頼めるところも事前に探して、それぞれに問題がないとわかってから、あらためて法事の日程を決めるようにしましょう。
ちなみに年末年始以外で法事の日程を決める際、気をつけておきたいことは
・決められた忌日までに行うこと。
・命日の日から離れすぎないこと。
・お寺さんの予定を事前に聞いておくこと。
・お参りに来てくれる人たちが集まりやすい日を選ぶこと。
・地元の祭りや大きなイベント、旅行や行楽の計画が入りやすい連休は避けること。
です。
法事は、親族、知人などが集まって、故人を偲ぶ大切な行事の一つです。故人を偲び、供養することはもちろんですが、普段集まる機会が少ない人たちにとっては、近況報告をしたり、親交を深めることができる重要な場でもあります。
法事の日が決まりましたら、遅くとも「1か月程度前」までには、法事の案内ハガキや電話で日時を連絡してあげるようにしてください。